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2009.09.18 (Fri)

デザイン ダイワ精工  スキーブーツ NANSON

秋風が吹き出すと、昔はスキーショップに今年のニューモデルを見にいったもんです。
ハンソンa

スキーが最後に流行ったのは原田知世の出てた映画「私をスキーに連れてって」
の1987年の冬でした。その後ウインタースポーツはスノーボードに押されて、
スキーは衰退の一途。

私はその原因としてスキーブーツの責任も大きいと思います。
私は世界でも、数少ないスキーブーツデザイナーでもあります。
スキーブーツのデザインにはラストと呼ばれる足形の知識とスキー独特の
運動性能への知識が必要です。

これが現在のサロモンのスキーブーツです。
サロモンブーツ
見るからにガチガチのごゴチゴチです。
このタイプは2ピース構造のフロントエントリータイプと言って、バックルを全て解放して
前合わせになっているカフと呼ばれるベロをムキ開いて足を入れるタイプです。

今では殆どがこのタイプで、足の締め付けは確かに良いのですが、重くて履きにくいのです。
カフを開いて足を入れる時に間違いなく女性は爪をやられました。
スキー場は乾燥しているので、なおさらです。

そんな道具では楽しくありません。
私がスキーブーツをデザインしていた1984年から1994年までの主流は3ピース構造と言って、
後のパーツがバタンと倒れて、足を入れる、リアエントリーというタイプでした。
これは楽でしたが、締め付けが弱いと言われました。
ハンソン

これが私がデザインした1987年モデル(HANSON CS711)です。
ハンソンc

当時最新のウィスカーという軽くて強い素材を使いました。
これが映画「私をスキーに連れてって」のブームで爆発的に売れました。
ユーミンのブリザァ~ド、ブリザ~ドが懐かしいです。

1988年モデルは私がデザインした下半分をベースに、
イタリアのジウジアーローがリ・デザインを行いました。丁度バブルの時代です。
ハンソンd

その後のフルモデルチェンジで、私が担当したスキー史上最強のリアエントリーと言われる
1992年発表モデル(HANSON ES931/831)です。

このES931は特に強そうなカラーリングにしました。
HANSON
ES831
ハンソンb

初年度は目標まで売れたのですが、この時市場はなぜか雪崩を打ったように、
2ピース構造のフロントエントリータイプが主流になっていきました。

そして、重い、キツい、シンドイ、スキーは衰退していきます。
ハンソンはもともとアメリカのハンソン兄弟がリアエントリーの特許を取って、
スタートしたブランドです。それを日本のダイワ精工が買い取って、日本ブランドにしてきました。
ハンソンe

ハンソンはリアエントリーでなくてはならないのです。
リアエントリーでもチューンナップすれば、キロメーターランセで、
230kmオーバーが可能です。
私は楽しくスキーのできるリアエントリーの復活を望む一人です。

ちょっとだけですが「私をスキーに連れてって」の予告編です。


どうぞ、スキーとリアエントリーの復活に拍手を!!
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テーマ : スノーボード - ジャンル : スポーツ


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